FIREを目指す

【FIREを目指す人へ】見落としがちなFIREのリスクと正しいお金の使い方

どうも!MANUです。

この記事は、FIREムーブメントとお金の使い方に関する記事になります。

FIREを目指す人は「お金を増やす・お金を守る(節約する)」に関しては一流かもしれませんが、「お金を使う」ということはおろかになりがちだと思います。

FIREを目指す人にとって最適なお金の使い方とはどんなものでしょうか。

さっそく見ていきましょう。
Let’s get started !!

※今回の記事は最近話題の本「DIE WITH ZERO」の内容に大きく影響を受けています。

 

「DIE WITH ZERO」はお金を積極的に使え!というメッセージを出している本です。
一見FIREムーブメントとは相容れないない本のように思えますが、著者自身FIREムーブメントに影響を受けており、実はFIREを目指す人にはおススメの本です。

働きアリになるな!FIREのリスク

アリとキリギリスの話

いきなりですが、「アリとキリギリスのイソップ寓話」を思い出してみてさい。

アリとキリギリスのイソップ寓話

アリは夏の時期にせっせと働き、食料を蓄えることで冬の時期に備えます。
一方で、キリギリスは夏に自由に遊んでいます。
その結果冬にはアリが生き残り、キリギリスは息絶えてしまいます。

懐かしいですね!
MANUも小さいころにアリさんの生き方が正しいんだよって教わりました。

実はこのアリさんの生き方はFIREそのものなんです。

FIREを目指している段階では、汗水垂らして得たお金を自分の幸福のために使わずに、金融資産を購入して将来に備える状態が長く続きます。

完全に「アリ型の生き方」ですよね
イソップ寓話では、アリ型の生き方を推奨するしているわけですから、FIREを目指す行動は理にかなっているとも言えます。

しかし!!!
MANUから重大な問題提起をさせてください。

アリの人生は本当に幸せなのか

もちろん冬の時期はアリは食料にありつけて、
一定の休息を得られるかもしれない。
しかし一番楽しいはずの夏の時期を奴隷のように働いて一生を終えてしまうことがアリにとって幸せなんでしょうか。

FIREはアリ型の生き方だが、、、

FIREを目指すにあたってアリの人生と全く同じことが言えると思います。

FIRE達成までには「15~25年程度」の長い時間を要します。

しかもこの15~25年間は人生の夏の時期、つまり体力も気力もピークの時の20代~40代で目指すことになります。
人生のピーク時にお金と時間を自分の幸福のために使わないのは、最適化された人生設計とは言えません。

将来の幸せのために現在の幸せを先送りにする」という側面がFIREにはあります。
それが行き過ぎてしまうと人生の夏の時期(ピーク時)にしか経験できない体験を逃してしまうリスクがあります。

FIREはあくまで人生を豊かにするための手段に過ぎません。

FIREを重視するあまり、支出を抑えすぎて、今しかできない体験をおろそかにすることは「人生を豊かにする」という本質を見失っているのではないでしょうか。

MANUもFIREを本気で目指していますから、FIREムーブメントを否定するつもりはないです。むしろより多くの人がFIREを目指すべきだと思っています。ただしアリ型の生き方を追求してしまうことは望ましくないと思っています。

アリ型の生き方をするのではなく、アリとキリギリスの中間的な生き方をしながらFIREを目指していくべき

FIREを目指す人がお金をかけるべき場所

さて後半戦行きますよ!

次は「アリとキリギリスの中間的な生き方をしながらFIREを目指すのは分かったけど、具体的にどこに支出をしたら良いのか?」という疑問に対してMANUなりの考えをお伝えしようと思います。

①健康

まずは第1は健康です。

FIREを達成したタイミングで体がボロボロになっていては、人生を楽しむことはできません。

また健康への投資は、将来の医療費が削減されるため経済的にお得になります!!

健康は全ての活動の源になりますから、ここには積極的にお金を使っていく必要があります。例えば以下のようなものにお金を使ってみてはいかがでしょうか。

例)健康へのお金の使い方

①スポーツジムに通う
②バランスの取れた食事
③医療機関への定期健診

②今しかできないこと

第2に「今しかできないこと」です。

人生には年齢によって「できること/できないこと」が変わってきます。

例えば、20代で世界を旅することは非常に良い経験になりますが、50代/60代になると体力的な問題もあり、そこまで楽しめないかもしれません。

また子供と遊ぶ/時間を共に過ごすことも、子供が子供でない限りできない経験です。
子供が高校生くらいになると、一緒に映画を見たり、プールに行ったり、遊園地に行ったりすることが難しくなってくるのではないでしょうか。

「FIREを達成して時間・金銭的な余裕ができても、やってみたかったことをできない年齢になっていた!」という事態は絶対に避けた方が良いです。

これはFIREを目的化してしまい、今を充実させることを忘却してしまった典型例です。

「今しかできないこと・今が一番価値を発揮できること」
は予算をオーバーしても実行すべきです。

③思い出作り

3番目は思い出作りです。

これは「DIE WITH ZERO」に何度も出てくる考え方になります。

人生で一番大切な仕事は思い出づくり

(出典:DIE WITH ZERO -ビル・パーキンス-)

「思い出作り」=「経験をすること」です。

経験にお金を使えば、経験が思い出として残ります。

そしてその経験を思い出すことによって、再度疑似体験することができ、幸福度を増すことができます。思い出が多ければ多いほど、それを思い出して楽しむことができます。
若いうちから貴重な経験を沢山することが人生を豊かにしてくれます。

「今しかできない思い出作り」には積極的にお金を使う!

④自己投資

4番目は自己投資です。

これは年齢が若ければ若いほどお金をかけるべきだと思います。
若いうちに自己投資を行うと、
スキルが雪だるま式に増えて、それを生かす機会にも恵まれます。

また20代の方が40代より体力・思考力が高いため、スキルを習得しやすいという側面もありますね。

スキルが増えれば、収入が上がり、FIRE達成までの道のりが短くなるという効果も期待できる。

⑤時間

最後は時間になります。

時間単価という言葉を知っているでしょうか。

簡単に言うと、あなたの時給です。
例えば、あなたが「1時間働いて得ることができるお金が3000円」とします。

この時、毎週5時間程度家事に時間を取られていたとするとあなたは1万5千円をかけて家事をしていることになります。

この時家事代行サービスを使って、同様の家事を1万円で行ってくれる場合は、家事代行サービスを使った方が行動経済学的には効率的といえるんです。

もちろん家事代行サービスを使用している間に、働くわけではありませんから、家事代行サービスを毎回使うことは真に経済的とは言えません。
しかし認識してほしいのは「時間はお金で買える」ということです。

ルンバやドラム式洗濯乾燥機など時短家電を購入するのもGoodだと思います!

自分の大切な時間を増やすためには、積極的にお金を使う

最後に

さて今日はFIREを目指す人に向けて人生を最適化するためのお金の使い方について紹介しました。

FIREを目指す人は、「お金を守る・増やす」のは上手ですが、「お金を使う」ことは苦手な人が多いと思います。「お金を使う」も超重要なんですけどね、、、

だって使うために稼いだんだから!!!

今日伝えたいこと

FIREを目指すことに注力しすぎて、
幸せの先延ばしをしすぎないようにしよう!
今しかできない経験もあるんだから

今しかできない貴重な経験のために、支出が予定より数百万円程度増えたとしても、FIRE達成までの道のりは数か月後ろ倒しになるだけと考えたら少しは心理的ハードルは下がりませんか?

ここまでの長文を読んでくれてありがとうございました!!

参考図書の「DIE WITH ZERO」興味ある人は読んでみてください。


 

POSTED COMMENT

  1. ももきち より:

    時間をお金で買う話共感しました!
    高所得層は、時間あたりに稼げる金額が多いあまり、自分が失う時間に対する損失感が大きくなり「時間に対する飢餓感」を感じやすくなるらしいです。
    一般企業は賞与連動型ボーナスを出すことで従業員から時間を奪う労働に駆り立てますが、一部の企業ではボーナス追加の代わりにホームサービスやタクシー、Ubereatsクーポンを配布する動きもあるとか。
    自分の生産価値を自覚しているなら尚更、時間の買えるサービスで自分の時間を豊かにするのは大切ですね。飢餓感からフリーになって幸せな生活を送りたいものです…!

    • MANU より:

      ももきちさん
      コメントありがとうございます。

      まさに時間>お金という考え方ですね。
      サラリーマンである限り、時間とお金はトレードオフの関係ですが、
      ここのバランス感覚は上手くとっていく必要がありそうです。

      お互い夢に向かって頑張りましょう!!

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