はじめまして。京大在籍時に塾講師として、6年間働いていたMANUです。
まずはMANUって誰やねん?って人のために簡単な自己紹介します。
・京都大学工学部出身(院卒)
・学生時代に6年間塾講師を経験
・主に旧帝大・京大などの受験生向けに授業
・数学・理科が担当科目
受験生の皆さん、大学共通テストお疲れ様でした。
今年から問題形式が変わり、コロナ禍の中での試験ということで受験生にとっては非常に苦しい試験だったと思います。
本当にお疲れ様でした。(#^^#)
さて、ほっと一息したいところですが、2次試験に向けて受験生の皆さんに伝えたいことがあります。
忙しい受験生のためにこの記事の結論を先に言います。
①合否を決めるのは数点差!
②共通テスト終了後1か月間の過ごし方で大きく差がつく!
③共通テスト終了後は過去問を毎日解くのが効率的
旧帝大のような難関大学の場合、共通テストの配点比率は二次試験より少ない場合がほとんどです。
つまり、、、
二次試験の結果次第で合否は簡単に入れ替わります!!
二次試験で逆転されないように、もしくは逆転するためには共通テスト終了後の1か月間は超重要になります。
具体的にどのように過ごしべきかさっそく見ていきましょう!
それではLet’s get started!!
なぜ共通テストの1か月間が超重要なのか
合格ラインに多くの受験者が存在
これは意外と知らない人が多いんですが、受験者の学力は密集しています。
つまり合格ラインに多くの人がいます。
あと2~3点で合格だった/不合格だったということはざらだし、あと0.5点で合格/不合格だったなんて人もいます。
僕の生徒でも後0.3点だけ足りずに涙をのんだ子がいましたし、僕自身あと0.8点で不合格でした。
僕の経験から言うと、多くの生徒が共通テスト後の1か月間で50~100点程度二次試験の点数が伸びます。
つまり共通テスト後の受験生のポテンシャルは相当高いということ!!
単純化すると1日あたり2~3点程度上がっていく計算になります。
合否が数点差で決まるということを考慮すると、1日も無駄に出来ないことがお分かりいただけましたか。(#^^#)
周りは気を抜いている
あとは共通テスト後に気を抜いている人が多いという事。
皆さん一度想像してみてください。
これまで様々なテストを受けてきたと思いますが、
テスト終了後に気が緩まなかったことってありますか?
答えはNO! だと思います。
絶対みんな「テスト終わった~!ゆっくりできる~~!」って思ってたはず。
しかし、、、
唯一共通テストだけはテスト終了後に気持ちが緩んではいけません。
なぜなら、難関大学の配点比率を考えるとまだ20~30%しか終わってないからです。
残りの70~80%を決める2次試験は後1か月に迫っています。
でもこの事実を知りながら、意外とみんないつもの癖でゆっくりしちゃうんですよね~。
共通テスト前が一番努力してたって子も意外に多いんです。
周りが努力していないときに努力して初めて差がつきます!
特に共通テストでビハインドを背負っている受験生にとっては最高のチャンスです!
では具体的に何をしていくべきかを見ていきましょう!
あと1か月間具体的にすべきこと
志望校合格に必要な点数を把握
みなさん、二次試験で取らなければいけない点数を把握していますか?
またその点数から、各教科で取らなければならない点数を把握していますか?
これを YES!! と答えられる人は、次の章まで読み飛ばしてください。
NO!! だった人は、さっそく下記の方法で計算してみましょう。
- 共通テストの点数を算出(志望校の算出方法に合わせる)
- 志望校の過去3~5年間の合格最低点の平均を導出
- ②-①から二次試験で必要な点数を導出
- ③で導出した点数を自分の得意・不得意に合わせ、
各教科に振り分け
おそらく二次試験で必要な点数を計算していない人は、C判定・D判定など判定に惑わされていると思いますが、そんなの全く関係ありません。
要は「二次試験で必要な点数を取れるかどうか」です。
設定した目標点数に届くように残り1か月間を猛勉強して過ごすだけです。
毎日2次試験の過去問を全教科解く
さて志望校と目標得点が明確に決まったところで、2次試験対策のためにすべきことを紹介します。
共通テスト終了の翌日から2次試験対策に移りましょう。
先ほども言いましたが、合否は10点以内の勝負になります。
無駄な時間を過ごす暇はありません。
まず、この一か月間は共通テスト対策に力を入れていたはずですから、頭を2次試験に切り替える必要があります。
「2次試験の問題に取り組むこと」のメリットは沢山あります。
①2次試験の脳に切り替わる
②目標点数との差分が常に可視化され、モチベーションが上がる
②勉強時間が自動的に確保される。(怠けなくなる)
③志望校の問題に慣れ、効率的に点数が上がる。
メリットのうち②が超重要です。
現状の自分が合格までに、何点足りないのかを定量的に判断できることは、必ずあなたのモチベーションを上げてくれます。
またどの教科を重点的に勉強するべきなのかの判断軸としても有効になります。
もちろん個別に苦手分野がある場合は、その部分だけ参考書で復習するというのも有効ですが、勉強の基本軸は過去問とするべきです。
今からだと1日1セット(全教科)やれば、大体30セット以上の過去問に取り組めます。
「そんなに過去問ないよ!」とか「そんな古い問題やりたくないよ!」
って思った方は鋭いです。
大体過去問は5~10年分くらいで十分です。
(それ以上前だと傾向が変わってしまう可能性がある)
あとは河合塾・駿台・Z会が出している模試の過去問に取り組みましょう。
そうすれば、30セット以上確保するのは余裕です。
ちなみに当然ですが、問題を解く以上に採点に力を入れましょう。
解答を理解するだけではなく、なぜその解法なのか・自分ならその解法を思いつけるかまで突き詰めて復習してください!!
上記の方法で30セット程度の過去問に取り組んで点数が上がらないはずはありません。
ちなみに本番で本来の実力を出すためにも、本番と同じ環境で解くことが重要です。
時間を測って、マスクを着用して、実際の解答用紙を用意して取り組みましょう。
最後に
今から過去問を30セット以上やれば点数は必ず飛躍的に向上します!
(※圧倒的な学力を持っている方は除く)
共通テストの結果を受けて一喜一憂していると思いますが、残り70~80%を占める2次試験はまだこれからです。
最後まで力を振り絞った人にだけ、後悔のない結果が訪れます。
皆様の最善の努力が最良の結果に結ぶことを祈っております。
(※MANUは京大合格者を10名以上輩出した講師です。
僕にできることがあればお力添えしますのでお問い合わせからご連絡ください。)