どうもMANUです!
この記事では、「ブラックな塾バイトの特徴とその見分け方」について解説します。
塾講師のバイトは、比較的時給が高く、就活や研究発表で活かせるプレゼンスキルも身につけることもできるため、大学生にはおススメのバイトです。
しかし、皆さんの中には
「あそこの塾はブラックらしい」
「塾講師バイトは授業の準備が相当大変」
といった悪い噂も聞いたことがあるはず。
MANUは大学生時代に塾講師を6年間務めてきましたが、ブラックな塾が存在することは確かです。
実は塾講師のアルバイトってブラック化しやすい要素が結構多いんです。
そんなブラック塾で働いてしまうと、「金銭的・精神的・時間的」余裕がなくなっていき、みなさんのせっかくの大学生活が無駄になりかねません。
「じゃーどうしたらブラックな塾を避けられるんだ?」
という疑問に答えるべく、ブラックな塾の特徴5つとその見分け方を紹介します。
今回得た知識を活かして、ホワイトな塾で働き、「金銭的・精神的・時間的」余裕がある大学生活を送りましょう!
ブラックな塾で働こうとしている友人がいたら、止めてあげて!
それではさっそく、Let’s get started !!
塾講師バイトのメリット・デメリットは下記の記事にてまとめてあるので、興味がある人は読んでみてください。
ブラック塾の特徴と見分け方
①時間外労働を強いてくる
ブラックな塾の特徴1つ目は時間外労働を強いてくる塾になります。
「時間外労働がブラックなんて当たり前だろ!!」
って思った方!ナイスツッコミです!
しかし塾のシステム上、この時間外労働って凄く発生しやすいんです。
なぜなら塾の給料は「授業のコマ数×授業のコマ単価」で計算されるから。
授業時間以外に労働が発生しても、その分の給料は支払われないことが多いんです。
例えば、「事務作業・教材作成・保護者への報告書作成」などは授業時間以外に行う作業になります。
このような作業に対して、給料が発生しない場合はブラック塾の可能性が濃厚です。
おそらくブラック塾の経営者は、
「その分の給料はコマ単価の中に織り込み済み」
とか訳の分からないことを言うんですよね。
それなら授業時間以外の見込み作業時間を算出して、それを含めて時給を示してくれないとおかしいですけどね。
見分け方
このような時間外労働が発生しているかを、塾の面接で直接聞くことは難しいと思います。
その塾で働いている友人や先輩に直接聞いてみるのが最も信頼できる情報になります。
②保護者とのやり取りを任せられる
ブラックな塾の特徴2つ目は、「保護者とのやり取りを任せられる」です。
塾にとってのお客様は生徒ではありません。
授業料を支払ってくれる保護者になります。
つまり保護者とのやり取りは、塾にとってお客様との重要なやり取りになるんです。
そのような重要なやり取りを学生アルバイトに任せてしまうような塾はブラック塾の可能性が高いです。
また保護者とのやり取りはトラブルが発生しやすいんです。
保護者は自分の子供の成績が伸びないことを、塾講師のせいにしてきたり、過度な要求をしてきたりする場合があります。(いわゆるモンスターペアレント)
このようなモンスターペアレントの対応をしていると、必ず精神的にきつくなります。
ホワイトな塾ならモンスターペアレントに対する対応も整備されているし、そんな負荷の大きい仕事をわざわざ学生アルバイトに任せません。
見分け方
保護者とのやり取りを学生バイトが行うかは、塾の面接で聞いてみるのが良いと思います。
またその塾で働いている先輩や友人に聞いてみるのも手っ取り早く実態を確かめる方法です。
③学習意欲の低い子が多い
ブラックな塾の特徴3つ目は、「学習意欲の低い子が多い」です。
MANUの経験上、学習意欲の低い子を教えるのって本当に労力がかかります。
同じ1時間の授業でも学習意欲の高い子と低い子で、授業後の疲れが大きく違ってきます。
学習意欲の低い子は、基本的に勉強をしないので、教えても学力が伸びていきません。
そうなるとお互いに無駄な時間を過ごしていることになり、精神的なストレスを抱えることになります。
学習意欲の低い子を教える場合、本人のやる気を引き出すことから始めないといけません。しかしこればっかりは本人の意思なので、どうしようもない場合も結構あるんですよね。
また学習意欲の低い子が塾に通う場合、「親が無理やり通わせている」という悲しい状況の可能性があります。
こんな場合親も塾側に責任をなすりつけ、モンスターペアレント化してしまう可能性が高くなってしまうんです。
学習意欲の低い子が多い塾はブラック塾の可能性が高いです。
見分け方
「学習意欲の低い子が多いですか?」と塾の採用面接で聞くわけにはいきません。
おススメは塾のサイトを見てみることです。
塾のサイトを見ると、その塾がターゲットにしている学力層が見えてきます。
例えば、難関校の合格者数をアピールしていたり、授業料が割高で高収入世帯をターゲットにしている場合は、学力が高い層を集めようとしていると予想できます。
またその塾で働いている先輩や友人に聞いてみるのも参考情報としては有益になります。
④営業をさせられる
ブラックな塾の特徴4つ目は「営業をさせられる」です。
この特徴に当てはまる塾は結構やばいです。
塾にとって営業(新規生徒の獲得)は、塾の経営に関わる重要な業務になります。
そのような重要な業務を学生バイトに任せてしまうような塾はブラック塾の可能性が高いです。
営業活動を学生にやらせる場合、塾側は必ずノルマのようなものを用意するはずです。
塾講師をしたいと思ってバイトを始めたのに、塾と関係ない営業のノルマが課せられるなんて、絶対に嫌ですよね。
また塾の営業は必ず時給単価が低くなります。
そのため塾の「時給が高い」という本来のメリットが薄れてしまうんですよね。
見分け方
学生バイトに営業をさせてしまうような塾は、これまで上げてきた「①時間外労働が多い」・「②保護者とのやり取りを任せられる」・「③学習意欲の低い子が多い」の特徴のどれかに当てはまるはずです。
①~③のどれかに該当した塾に対しては、営業の有無があるかどうかも合わせて友人や先輩に聞いてみることをお勧めします。
⑤過度な出来高制度がある
ブラックな塾の特徴5つ目は「過度な出来高制度がある」です。
出来高制度とは、生徒の合格実績や生徒の人気評価によって給料が変わってくる制度になります。
出来高制度を導入する塾側のメリットとしては、以下の2つがあります。
- 塾講師に競争意識を持たせることで、塾講師の質を向上させる
- 人件費の削減
しかしこれは、学生バイトにとってはデメリットになりうるんです。
理由は以下の3つです。
- 学生バイトは塾講師が本業じゃないため、本業の人と競争するのは難しい
- 自分の評価によって、給料が変わってしまうという現実は精神的なプレッシャーになる
- 授業の質向上のために、授業の準備時間が増えてしまう
ボーナスとして、合格実績からお小遣いをくれるくらいならむしろ良いんですが、出来高によって給料が変動してしまうのは学生にとってはデメリットが大きいです。
見分け方
これは募集要項の給与体系を見れば大体分かります。
時給の欄に「出来高」という文字が見えたら要注意です。
また時給の幅が広い場合も注意が必要です。
例えば、「1500~5000円」などになってたら絶対に確認が必要です。
なぜそんなに時給に差が開くんですか?と面接で聞いてしまえばOKです。
最後に
さていかがでしょうか。
この記事では、「ブラックな塾の特徴とその見分け方」について解説しました。
まとめるとこんな感じ!
- 時間外労働が多い
- 保護者とのやり取りを任せられる
- 学習意欲の低い子が多い
- 営業をさせられる
- 過度な出来高制度がある
今回紹介した5つの特徴のどれかに当てはまってしまう塾は意外と多いと思います。
もしあなたが働いている塾がこの特徴に該当している場合は、違う塾で働くことを検討しても良いかもしれません。
結構待遇が変わると思いますよ。
逆にこのような特徴がない塾は基本的にホワイトな塾だと思って良いです。
塾講師のアルバイトはホワイト塾なら結構割が良いので、探してみる価値はあると思います。
せっかく塾講師のアルバイトをするならホワイトな塾で働いて、楽しい大学生活を送りましょう!
最後にはなりますが、ブラック塾を経営してる方にとっては都合の悪い記事を書いてしまいました。ごめんなさい。
最後まで記事を読んでくれてありがとうございました!!