どうもMANUです!
この記事では、
「初心者(子供)におススメの戦法って何だろう」
「初心者(子供)は居飛車と振り飛車どっちが良いの?」
という読者の疑問に答えます!!
ちなみに今回は子供におススメの戦法になります。
大人におススメの戦法とは少し変わってくるので、大人編を知りたい方は下の記事を読んでみてください!!
ちなみにこの記事の筆者(MANU)は将棋倶楽部24でレーディングが四段になります。(将棋人口の上位2%程度)
それではさっそくLet’s get started !!
結論:居飛車戦法がオススメ
振り飛車と居飛車の比較表
まずは結論から紹介します!
子供には攻撃力抜群の居飛車戦法がオススメ
大人の記事では、振り飛車をおススメの戦法として紹介したんですが、子供には居飛車戦法をお勧めします。
ここで居飛車と振り飛車の比較表を見てみましょう。
振り飛車 | 居飛車 | |
分かりやすさ | ◎ | △ |
玉の守り | 〇 | △ |
攻めの強さ | △ | 〇 |
この表を見ると「分かりやすさ」と「玉の守り」では振り飛車に軍配、「攻めの強さ」では居飛車に軍配という結果になっています。
「つまり振り飛車の方がオススメなのか!」
と感じますが、子供にはあえて居飛車戦法をお勧めします。
さてその理由は何なんでしょうか。
なぜ居飛車がおススメなのか
楽しさと勝ちやすさが最優先
将棋を始めた子供にとって一番重要なことは、
将棋の楽しさを知ってもらうこと!
子供が楽しいこと・好きなことにかける情熱は凄まじいことはご存じの通りだと思います。
子供が将棋を楽しんで好きになってくれれば、あとは勝手に強くなっていきます。
そして楽しさを実感しやすい戦法が居飛車戦法だとMANUは思っています。
なぜなら、、、
居飛車戦法は「攻め」主体の戦法であり、攻め将棋は格上の相手を倒しやすいから。
将棋を指していて一番楽しい瞬間は「自分より強い相手を倒したとき」です。
自分の成長を実感できるし、もっと強くなりたいって思うようになるんですね。
MANUも兄に初めて将棋で勝ってから、将棋に本格的にハマり、学校から帰ったらずっと将棋の本を読んでいた記憶があります。
しかも子供は「受け」より「攻め」の方が好きな子が多いです。
受けはどうしても地味な手が多くなるんで、攻めの方が基本的に楽しいんですよね。
子供の方が大人よりすぐ強くなる
しかし、居飛車にもデメリットがありました。
それは、「習得するべき戦法が多くなり、分かりにくい(難しい)」ということ。
「子供に難しい方をやらせて大丈夫なの?」
と思った方!安心してください!
子供の方が大人より新しいことを吸収する力が圧倒的に高いです。
これは「将棋あるある」なんですが、子供が将棋を覚えるとすぐに自分の親を倒せるようになります。大人も自分の子供に負けまいと一生懸命勉強するんですが、子供の成長には追いつけないことが多いんです。
この現象は不思議なんですけど、やっぱり大人より子供の方が思考が柔軟なので、将棋のような複雑なものを理解するのが得意なんだと思います。
つまりMANUとしては、
思考が柔軟な子供だからこそ、難しい居飛車戦法を学ぶべき!!
だと思うんです。
プロは居飛車党が多い
最後はちょっとした余談になります。
プロ棋士では居飛車党の方が圧倒的に多いです。
特にトップ棋士になればなるほど、居飛車党の割合が高くなります。
子供はプロの将棋を真似して強くなりますから、トップ棋士の方が居飛車党なら、子供も勉強しやすい居飛車の方を選んだ方が良いと思います。
MANUも小学生の頃に居飛車党として、羽生先生や渡辺明先生、森内先生の将棋をよく勉強していました。
棒銀戦法⇒右四間飛車がオススメ
さて振り飛車戦法よりも居飛車戦法の方がオススメだということが分かったところで、
「居飛車戦法の中でお勧めの戦法は何?」
という次の質問にお答えしていきます。
棒銀戦法の特徴
まず一番最初に学ぶべき戦法は棒銀戦法です。
飛車の前方に銀を繰り出し、「飛車」・「銀」・「歩」で相手陣を責め立てる超攻撃型戦法になります。
この戦法は将棋の基本中の基本になりますから習得必須の戦法ですね。
この戦法だけでも十分に初心者相手には勝つことが出来ます。
大体初心者向けの本には棒銀戦法の紹介がありますから、そこから学ぶ形で良いです。
MANUが初めて兄に勝利して、将棋にハマるきっかけを作ってくれたのもこの戦法です。
右四間飛車の特徴
しかし世の中棒銀戦法だけで、初心者を卒業させてもらえるほど甘くありません。
相手が強くなると棒銀戦法が防がれてしまいます。
そんな時に棒銀戦法よりもっと攻撃に特化した「右四間飛車」という戦法があります。
先ほどの棒銀戦法は「飛車・銀・歩」での攻めでしたが、右四間飛車は「飛車・角・銀・桂・歩」で相手陣を攻め立てる攻撃度MAXの戦法になります。
右四間飛車の攻めは本当に強力で、初段~三段の有段者の方でも止めるのは難しいです。
プロ棋士になった方の中には、子供時代は右四間飛車だけで大人たちを蹴散らしていたという人も結構います。
この右四間飛車を使えば、相当格上の相手にもあっさりと勝ててしまう可能性を秘めた凶悪戦法です。
この右四間飛車戦法に関しては、右四間飛車専用の書籍があるためそちらを購入するのがオススメです。
最後に
さていかがだったでしょうか。
初心者の子供には振り飛車戦法ではなく、居飛車戦法をおススメしました。
その理由をまとめるとこんな感じ!!
- 将棋を楽しむために勝ちやすい戦法が良い
- 居飛車戦法の方が攻め主体で格上に勝ちやすい
- 子供は受けより攻めが好き
- 居飛車戦法は難しいけど子供の柔軟な思考なら習得可能
- トッププロのほとんどが居飛車党
もちろん振り飛車戦法がダメというわけではありません。
幼少期から振り飛車戦法一本でトップ棋士まで上り詰めた久保利明九段という方もいます。
ただ子供がより楽しめる戦法というと居飛車の「棒銀」と「右四間飛車」なのかなとMANUは感じています。
この記事が少しでも皆様の役に立ってくれれば嬉しいです。
今日も記事を読んでくれてありがとうございました。(#^^#)